先日、銀座洋協ホールで開催された硯心会書展を鑑賞してきました。
硯心会は東京学芸大学書道専攻同窓会で、
今回、蔵元先生のご招待で初めて鑑賞させていただきました。
著名な先生方の作品がずらりと並んでいて、
多少緊張しながらの鑑賞でしたが、
アイデアや構成、余白の取り方など、非常に勉強になりました。
蔵元先生が常におっしゃってますが、
・創作時にはまず、書きたい内容を自分の心の中でかみしめる。
・そこから「情」が起こり、それを象徴、即ち「表現」する。
・その際、テクニックを「情」の内に秘めること。
(お里が知れてはいけない。能ある鷹は爪隠す。)
・作品制作は「品」を忘れずに。
・間の取り方が余韻、余情につながり、それが結局「品」につながる。
鑑賞しながら、この創作時のプロセスが頭の中をよぎりましたが、
実際はなかなか思い通りに行かないものですね…。