日本橋高島屋で開催中のピカソ展を見てきました。
ピカソは学生の頃から大好きで、ピカソの絵の多くは、
ただ楽しいだけでなく、 不均衡にずらした形態や色彩が、
ものすごい迫力で、見る人を惹きつけます。
またピカソは、非常に腕のある絵描きにもかかわらず、
決して作品にうまさを見せびらかしていないところは、
さすが二十世紀を代表する芸術家と言わざるを得ません。
顔真卿も若い頃は、典型的なきれいな楷書を書いてましたが、
晩年は蚕頭燕尾、いわゆる顔法と言われる独特な書風を確立しました。
外見のきれいさだけを追求するのではなく、内面をもっと掘り下げて、
創作していくことが、これからの自分自身の課題だと言えそうです。
「これは書道に関係ない」と、物事を狭くとらえるのではなく、
書以外のあらゆる分野に興味を持つことによって、
すべてが立体的に見えて、もっと豊かに作品が書けると
思ってますが…、こればかりはなかなか上手くいきませんね。