臨書 ~ 王羲之 十七帖(云譙周有孫…)

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日本書道学会3月号の条幅課題、王羲之「十七帖」の臨書です。
「云譙周有孫 高尚不出 今為所在 其人有以副此…」

一般的な草書に比べて、この十七帖は連綿があまりない「独草体」が
中心ですが、 点画間は自然な脈絡でつながっています。
また、草書にしては直線的で硬質な表現が多く、
起筆・送筆・終筆でメリハリのある運筆を心がけなければなりません。

筆をしっかり立てること、筆の進行方向が変わる時は、
次の画への準備のために筆を突き込むことが必要になってきます。
そのためには筆の浮沈、筆が浮く前は必ず沈むことを意識し、
時にはじっくり、ゆっくり運筆することも大切です。

と、口で言うのは簡単ですが、いざ書いてみると
なかなか上手くいきませんね…。


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