日本書道学会3月号の半紙臨書課題の礼器碑です。
前回の続きの部分ですが、法帖を見ると「代」や「至」など、
石が磨滅して不鮮明な部分があります。
そんな場合は、まずその古典の中に同じ文字が出ていないかを探し、
それでも判断できなければ、同時代の他の古典や辞書を調べる必要も
出てきます。
慣れてくると、あまりにも綺麗に整った拓本・法帖は物足りなく
感じられるもので、 欠損した部分は自分で想像、工夫したりして補い、
「風化の美」を味わいながら 臨書するところにも、
楽しさを見出すことができますよ。