六本木の国立新美術館で開催されている毎年恒例の日展と、
安藤忠雄展を鑑賞してきました。
今年もペアチケットが当選して、無料で鑑賞できたことに感謝です。
書に限らず、絵画や彫刻など、色々な分野の芸術作品を見ることが
できるのは、毎年の楽しみの一つでもあります。
特に洋画は去年と比較して、何かを訴えるメッセージ性の強い作品が
多かったように思います。
やはり良い作品というものは、直感的に何か感じるものがありますね。
それから、同じ館内で開催されている安藤忠雄展も鑑賞しました。
以前から建築デザインにも興味はあったんですが、今回改めて、
芸術には境界はなく、あらゆる枠を超えて何でもできるんだという
ことを強く感じました。
何よりも安藤氏が独学で建築を学んで、ここまでの地位を築き上げた
ことに、ただ驚くばかりです。
「余白の空間」「あるものを生かしてないものを作る」など、
書道に通じるセクションも数多く見受けられました。
書道も、基本的に自分自身で分析して、「独学」で学ばなければ
上達は望めないと思います。
自分の作品がいいか悪いかは、自分でなかなか分からないものですが、
人に言われなければ、作品の良し悪しが分からないようでは困ります。
自分の作品について反省し、自分で作品の良し悪しをつけるのが、
更なる飛躍につながると思います。
口で言うのは簡単ですが、なかなか難しいですね…。