先日、上野の東京都美術館で開催された産経国際書展を鑑賞しました。
会場には約2400点、様々な形式の作品が展示されていて、
全部見るのに時間が結構かかりました。
緻密に構成された多字数作品も好きですが、
このように広々とした会場では、 迫力ある少字数作品の方が、
どうしても先に目に飛び込んできます。
じっくり鑑賞したので色々勉強になりましたし、
改めて紙と墨、筆選びの重要性を認識した一日となりました。
今、自分自身の課題は「渇筆を如何に潤しく書くか?」です。
書かれた一本の線の中に、その人の全人格が表出されるのが
「書」ですから、 地道に臨書を積み重ねて、
追求していこうと思います。