1月26日~31日に上野の東京都美術館で開催された
第47回現代臨書展です。
今年は一番大好きな楷書の古典である九成宮醴泉銘を、
紺紙に銀泥墨で全臨しました。
銀泥墨を同じ濃度に保つのと、余白を美しく見せるため、少し字を
しめて書き、 伸びやかさを出すのに、細心の注意をはらいました。
そのため、一枚書くのに一週間ほどかかり、体重も3~4キロほど
落ちましたが、お陰様で、今年も奨励賞を頂き、感無量です。
この九成宮を書くために、形だけ追って軟弱な線質にならないよう、
ここ数年、北魏の楷書をみっちり学習した成果が出たと思います。
授賞式では今年も筆を頂き、その後の懇親会のくじ引きでも
筆が当たったので、感激倍増でした。
来年も良い作品が書けるように、これからも書道に励んでまいります。