毎年新春に開催されていた珊瑚会書展を経て、今回、有志2回展と
して、東京学芸大学書道科12期生の6名の先生方が、様々な作品を
出品されていました。
時間の合い間を縫っての鑑賞だったため、長居はできませんでしたが、
帰り際に先生方の自筆手製のしおりを何枚も頂きました。
しおりにも、先生方の個性が出ていて、素敵だなと思いました。
以前、蔵元先生が、「焼き物」には「ひび割れ」が必要なように、
書道の「創作」には「アク」が必要であって、10人中、10人が良いと
いう作品は平均的で平凡だから、実はあまり良くない、
賛否両論分かれる作品は、総合的には平均以上になるため次元が高い、
ということをおっしゃってました。
これからどのようにしてオリジナリティーを追求していくべきか…。
今年のみならず、自分自身のこれからの永遠の課題でしょうね。