来月のハングル書芸特別講座では、凧に墨流しを施してハングルで文字を
書き加えて作品を制作しますが、今回はそのサンプル作品です。
「날자」(はばたこう)
背景に甲骨文字の「燕」が入っています。
「날자」だけでは内容的にちょっとクサいかな・・・と思いまして・・・。
墨流しを施す前に、筆に水をつけて甲骨文字「燕」を凧に書き、濡れている間に
すばやく墨流しで染めると、筆で書いた部分が白く抜けます。
乾かしてから薄墨で改めて甲骨文字「燕」を書いてから、「날자」を書きました。
凧の四隅は白のアクリル絵の具で塗ってあります。
「뿌리깊은 나무」(根の深い木)
ハン・ソッキュ主演のsbs大河ドラマのタイトルで、世宗大王がハングルを創り上げるまでの
苦悩を描いた大作で、日本でも多くの支持を集めてますね。
版本体を基にして、幾何学的な雰囲気を醸し出してみました。
「根の深い木」なので、墨流しも木の年輪を意識した色調にして、
黄色をアクセントカラーに入れました。
12月19日~23日に新大久保で特別講座を開催致しますので、
関心のある方は是非お越し下さい。