代筆役を正式依頼されて、電話でスタッフと初めての打ち合わせの日時を決めている時に、
助監督に「あ、洪さん、何キロですか?」と聞かれました。
「175センチ、70キロの普通の体格ですよ。」と答えたら、助監督は安心されたようでした。
やはり、書くシーンで手が映るので、お相撲さんのような体格だとダメなんでしょうね。
それから、ファックスで映画の企画書を頂いてましたが、
その時のタイトルは、泥棒のメソッド(仮)で、「鍵」はまだついてませんでしたよ。
代筆役をすることになった経緯
去年の9月の終わり頃に、僕が所属している日本書道学会に、香川照之さんの代筆役を探しているという連絡が来ました。
条件は、30~50代の男性で、撮影スケジュールに合わせられる方、ということでした。
それで、条件に合う方がいれば、内田けんじ監督が書きっぷりを見たいので、紙にシャーペンで何か一筆書いて、ファックスで送ってくれとのこと。
これはオーディションみたいなものなのでしょうね。
僕はすぐに一筆書いて、ファックスで送ったところ、その日の夜に助監督から、是非代筆役をお願いしたいとの電話が来ました。
後で、助監督にお話を聞いたところ、かなりの数の書道教室に問い合わせて、ファックスを送ってもらっても、皆、字のクセが強過ぎてダメだったということでした。
香川さんが演じる役のコンドウは几帳面な性格なので、それが表れているような字を探していたそうですが、僕の送ったファックスを見て、スタッフ一同「これだ!」と思ったそうです。
僕の字もクセがありますが、正式な代筆依頼の連絡を頂いたということは、監督が僕の字を気に入ってくださったということなので、とても光栄に思いました。
映画「鍵泥棒のメソッド」
書道 パンダのうちわ
ハングルペン字教本
ハングル書芸(書道)教室 宮体(楷書体)のお手本
韓国製の筆つり ブッコリ
韓国製の硯 ビョル
ハングル書芸講座
ハングル書芸講座
本日はハングル書芸のレッスンもありました。
新大久保近辺の教室でマンツーマンでレッスンを行いました。
ハングル書芸講座では、全く筆を持ったことがない初心者の方も、手を取って丁寧にご指導致します。
最初は基礎が大事なので、基本的な母音の筆使いから始まり、後にくずし字の学習や、作品制作をしたりします。
美しいハングルを見ているだけでも、心が和みますね。
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