日本書道学会、一月号半紙臨書課題の史晨碑の一節です。
史晨碑は建寧二年(169)、山東省曲阜の孔子廟前に建てられました。
一石両面刻で、前面である史晨前碑には、霊帝時代、魯国の相史晨が
孔子廟の祭典を盛んに行なったことを記念し、表彰したことなどが
刻されています。
一方、後面である史晨後碑には、建立の由来を述べ、孔子廟祭典が
盛大に行われたことを述べ、さらに官吏の功績を称賛しています。
乙瑛碑、礼器碑とともに孔廟三碑と称されるだけあって、
書風は品位のある隷書で、端正でくせが少なく、初心者にも
学びやすいと言えますが、何故か現代書作家協会展の臨書部門の
課題リストには入ってません…。
2017年もあっという間に終わってしまいました。
来年も宜しくお願い致します。
皆さん、よいお年をお迎えください。