第13回 醜美舎展 鑑賞

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3月23日~27日に銀座かねまつホールで開催された醜美舎展を
鑑賞して来ました。

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毎年楽しみにしていますが、今年も強烈なインパクトのある作品が
そろっていて、ずっと見ていても全然飽きません。
会場には蔵元先生をはじめ、かな研修会の先生方もいらっしゃって、
色々と貴重なお話が聞けたのは本当に勉強になりました。

「展覧会の作品はやはり固形墨を磨って書いた方が良いですね。
固形墨で書くと、線と線が重なった箇所が濃く出るので、立体感が出ますが、
墨汁だと線が重なった所も、そうでない所も同じ墨色になるため、
どうしても単調になってしまい、深みが出ません。」

「取りかかっている作品を途中でボツにしたり、未完成のままで
放っておいても別にかまいません。
未完成であるが故に、いつでもまたそこに戻って続けることができ、
以前とは違った表現、アイデアが生まれる可能性もあります。」

「古典を学びながら現代的な要素を作品に取り入れていくこと。
その際、きちんとしたコンセプトを立てて、強いメッセージ、エネルギーを
作品に込めないと、見る人の心に感動や喜びを与えることは出来ないでしょう。」

…と先生がおっしゃってましたが、正にその通りだと思います。

魂を揺さぶる作品を書く、というのが自分の今年の抱負でしたが、
魅力ある素晴らしい作品を鑑賞して、俄然ファイトが湧いてきましたよ。


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