空海が最澄に当てた手紙の風信帖の第2通目、忽披帖を半切に全臨しました。
書き出しが「忽披桂書・・・」で始まるので、この名がつきました。
前回は最初の部分だけを半切2行で臨書しましたが、
今回は忽披帖の全文を半切4行にまとめてみました。
空海の躍動感あふれ、力強い書きっぷりを少しでも再現できればという思いで書き込みましたが、
やはり、余白の取り方や、線の強弱、字の大小など、難しいの一言に尽きますね・・・。
僕は基本的に半紙や半切、ハングル書芸やかな条幅でも、紙は折らないで書きます。
(生徒さんにお手本を書いてあげる時は別ですが・・・。)
紙を折って書いてると、折り目の部分に筆が当たって節筆、断筆みたいになるし、
紙に折り目をつけて、その折り目に合わせて書いてばかりいると、
紙を折らないと書けなくなってしまうのが嫌なんですが・・・、
今回は縦の行の幅の目印だけを、薄くつけました・・・。
次はもっと書き込んで、全く目印をつけなくても書けるようにしたいです。