今回は空海が最澄に当てた手紙の風信帖の第3通目、
忽恵帖を半切に全臨しました。
忽披帖同様、書き出しが「忽恵書・・・」で始まるので、
この名がつきました。
前回の忽披帖は全文を半切4行に臨書しましたが、
今回の忽恵帖は字数がやや多いので、全文を半切5行にまとめました。
自由自在の空海の筆使い、行草書ならではの筆脈を少しでも
再現できればと、紙も墨も色々変えたりしながら、試行錯誤の連続で
何枚も書き込みましたが、果たして上手く書けたかどうか・・・。
今回は半切5行書きですので、予め下敷きを作り、
それを紙の下に敷いて書きました。
もう少し書き込んで、次回は第1通目の風信帖を臨書します。