今回は懐素の草書千字文の一節を半紙に臨書しました。
この千字文は「千金帖」・「小草千字文」とも呼ばれ、
狂草の「自叙帖」とともに懐素の代表作です。
懐素は酒好きで知られ、酒に酔い自由奔放に書かれた「自叙帖」とは
対照的に、この草書千字文は独草体で上品な作品です。
さすがに、この千字文を書く時は泥酔状態ではなかったでしょう。
自分でも以前、酔っぱらった状態でどれくらい書けるのか、
何回か試したことがありますが、全くといっていいほど
上手く書けませんでした・・・。
やはり、懐素は天才肌でしょうね・・・。