ありま山 ゐなの笹原 風ふけば
いでそよ人を 忘れやはする(大弐三位:だいにのさんみ)
大弐三位は平安中期の女流歌人で、
この歌は小倉百人一首の第58番として知られてますね。
一行目の上部と二行目の下部を潤筆で密、
一行目の下部と二行目の上部を渇筆で疎、
というように、潤渇・疎密を対比させることによって、
作品に立体感が出ます。
また、運筆での遅速の変化や字形などのバランス、余白なども
考慮しながら 作品を書くのはなかなか大変ですね。
そのうちに、かなとハングルのコラボ作品を書きたいと思ってますよ。