臨書 ~ 王羲之 集字聖教序(而進影百重・・・)

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今回は王羲之の集字聖教序を半紙に節臨しました。
集王聖教序とも呼ばれ、褚遂良が書いた雁塔聖教序と比べて、
その内容は単に般若波羅密多心経が加わったのみで、
その他は全く同一です。

太宗時代の僧であった懐仁は、王羲之の行書筆跡から文字を摘出、
あるいは部首や偏旁を巧妙に組み合わせて作字し、
20数年かけて、聖教序全編を王羲之の筆跡で作ったといわれています。

集字なので、行書の縦の流れや一貫性はありませんが、
個別的に行書の一字一字を習うには最適な古典です。

この集字聖教序は中学生の時から書いていますが、力のこもった、
生命感のある文字を臨書するのは、何回書いても大変ですね。


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