手軽な裏打ちの方法(1)

裏打ちとは拓本や書画などの作品の裏面に和紙を貼って、作品を補強する作業で作品を掛け軸や額として仕上げる一つの工程です。
裏打ちすることによって作品のしわが 伸び、墨跡が鮮やかに表現されますが、自分で行うのはなかなか難しいものです。
ここでは書道用品店などで売っている簡易裏打紙を使った方法を紹介します。
1.作品を完全に乾燥させます。この状態だとまだ作品はしわしわのままです。
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2.新聞紙を2枚程度重ね、その上に作品を裏返しに置き、ムラがないように全体的に霧吹きをします。
霧吹き後、水が紙になじんで、しわなどが出てこない程度まで5~10分くらい乾燥させます。
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