臨書 ~ 石門頌(武陽王升字稚紀…)


日本書道学会、3月号の半切臨書課題の石門頌の一節です。

鄭羲下碑や、この石門頌などは、野外に彫られた磨崖碑で、
長い年月もの間、風雨に晒され、風化した雰囲気をどう表現するかが
臨書の一つのポイントです。

特に渇筆部分で運筆を決して急がず、 墨を筆先から絞り出すように
して、風化の味わいを出すようにしました。
ゆったりと大らかな気持ちで書くと良いでしょう。

臨書は形も勿論大切ですが、線質が一番重要だと思います。
この線を書くためには、どのような筆遣いをしなければならないのかを
じっくり考える必要があります。

筆遣いができない、線が書けないまま、いくら形だけ整えたように
臨書しても全く意味がありません。
線質が再現できるようになれば、形は自然と整ってきます。

自分の中で「この古典から吸収できるものは何か」を問いただして、
臨書に取り組むと、常に新しい発見がありますよ。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です