臨書 ~ 智永 真草千字文(入奉母儀諸…)

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日本書道学会12月号半紙臨書課題の真草千字文です。

実は今回の課題は、ちょうど4年前の12月号半紙臨書課題と
全く同じ内容です。
臨書課題は以前からずっと、一番良く書けたと思ったものを一枚、
必ず取っておいてます。
そして今回のように同じ課題が出てきた時に、
現在書いたものと見比べてみますが、
大抵、以前書いたものの方が、あまり良くありません。

以前は文字の形だけを真似する「書写」の段階で、
自己満足していたのかも知れません。
今は古典の様々な表情、力強いだとか繊細だとか、
第一印象をしっかり捉えて、 作者がどういった気持ちで書いたのか、
線質からくる味わいとかも読み取って、 臨書しているつもりです。

あと、臨書も創作もそうですが、常に「これが最後の一枚」と
いう気持ちで取り組んでいます。
まだ基礎が十分できていない初心者は別ですが、
作品は書けば書くほど良くなるとは限りませんし、
書き過ぎて疲れると、書きたいという情熱も薄らいできますから…。

一番最後に書いたのが一番出来が良いという考えは捨てて、
いつ作品が完成するかわからないという緊張感を持って取り組めば、
きっと良いのが書けるでしょう。

 


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