臨書 ~ 張遷碑(有公卿之才…)


日本書道学会2月号半紙臨書課題の張遷碑の一節です。

木簡を臨書する際は「速書き」を意識しなければなりませんが、
この張遷碑は内の「芯」と外の「肉」を意識しながら、
ゆったりと臨書するのが良いでしょう。

薬種を細かい粉状にひくのに用いる「薬研」の先を頭に浮かべて、
線の内側の「芯」を骨書きするのを意識しながら、
線の外側の「肉」付けをしていくように…。

この張遷碑だけに限りませんが、線を引く時は息を止めて、
全神経を筆先に集中させるので、
臨書し終えるとヘトヘトに疲れます…。

張遷碑には色々な要素が混在しています。
スピード感はありませんが、遅速性があります。
そこにコクを感じ、暖かみ、おっとり感を感じることができます。

文字の形だけでなく、線の質感、深み、粘り、強さなど、
創作のヒントが凝縮されていると言っても過言ではないと思います。


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