かな臨書 ~ 継色紙 (臨書課題)

   
日本書道学会の半紙かな臨書課題の継色紙です。
継色紙は寸松庵色紙と同様、粘葉装の内面書写による冊子本で、
見開きになるページの両面にわたった歌一首が
散らし書きにされています。

今回の課題は
右ページに上の句、下ページに下の句を、
それぞれ四行で散らしている形式と、
上の句を右ページに五行で散らし、
下の句を四行で散らしている形式です。

この形式の場合、右集団の幅は広く、
行も比較的長めであるのに対して、
左集団では幅はやや狭く、行も短いです。
上部、特に左上の余白を多くとっているため、
それが落ち着きを感じさせてくれます。

行間、長さ、太さ、墨量なども、すべてが微妙に異なり、
周囲の余白に無駄なく働きかけているため、
紙面にただならぬ緊張感が漂っています。

この次元の高い世界を臨書するのは至難の業ですが、
隅々までじっくりと観察して、少しでも近づけるように、
絶えず繰り返して臨書していくしかないでしょうね。


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